1. |
Jasmine
03:42
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陽が落ちた街は俺には似合わない
最低は回されて 辿り着く灰の愛
ひとひらの寂しさの中で疑うことはいつまでも
暗い商品に
咽び泣くお前
所有関係
まるで幼形成熟
彼岸を犠牲に
下手な文字で
一つ最後の頁に
俺を書き換えて
解体 抵抗 欲望 恥辱
〈外〉を溶かしていく一日の始まり
何度疑われても疑うことはやめず
廃れていくこの手が触れたマナザシ
何度倒れても疑うことはやめず
お前には金も払わないし名前もつけない
お前には
言葉もなく
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2. |
Mulan
03:22
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逃避? 最後の赫 街のあわいに
月光に跳ね返る十字 借りてきた「母語」
土よ、ここがどこか
お前が彼方か
到来 回してゆく「罪と恥の役人」
外せよ 空の消費と拉致の横行
土よ、ここがどこか
お前が彼方か
与り知らぬ様々が
ありえた場所を巣食っていくが
裏と表はいつも同じで
疾患には構造しかない
どこを見ても病人ばかり
こんなふうに季節はなくなれと
外を失くして
いっそ死の中へ廃棄する
全て攫った海岸線を
歩いているのは最後の主体
ではお前は誰なのか
お前は誰なのか
惰性が金を摘んだ
人格は容れ物であった
我ら外を失くして
いっそ死の中へ廃棄する
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3. |
Ariel
03:14
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詩人は媒介スルを知り
小器用に〈現在〉を掠める
我ら錯乱の論理へ
または春の葬列へ
既に被写体がないとして
背景は白のまま
性欲 散る雨 言葉の零度
出鱈目踏み鳥
避雷針の黒い嘘
まだ泣くのか馬鹿たち
唆された制度
既に被写体がないとして
背景は白のまま
性欲 散る雨 言葉の零度
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